DIYをする理由2016年06月08日 11:23

釘がはみ出ている。釘が全く効いてない。固定力が発揮されていない。

「釘を釘として、その本質にしたがって使用する」ことができないようじゃ、自分の人生を十二分に自己実現することなんて、できないんじゃないか、と大げさに言えば、そこまで考えたりする・・・。

ここを施工した大工さん、せめて、葛藤はあったのかな。「抜いて、打ち直そうか、いや、イチイチそんなことやってたら、喰ってイケねえよ。早く次の現場、行かなくちゃ・・・」

M田師匠なら、こういうのを放置することは絶対、あり得ない。断言。

でも、資本主義という重層的搾取構造からすれば、この釘打ちミスを放置した現場の職人さんを責めることはできないだろう。案外、気が付かなかったのかも知れないし。それはそれで職人としてのセンサー欠如なんだけれども、センサーがないのは、責められない。その人のせいじゃないんだから。

ガレージシャッターの動きがチョット変だな?と覘いてみたら。端子4本のカシメが全部、ユルユルだ。ここを施工した人、自分のガレージを作るときでも、こんないい加減な施工、するのかな?全部、自分でカシメ直した。

「白い樹脂製のカバー、右ネジが外れて固定されていないよ」
細かいことに気づくバイクの友人に指摘された。ずいぶん前からカタカタ振動するので気にはなっていた。4本ある一番右の端子が邪魔して、カバーの固定ビスが入らない。ここを施工した人「もういいや、メンドクセー」とか思ったのかな。せめて「後ろ髪を引かれる思い」で次の現場に行ったのなら、許せる気持ちもするけど・・・。

ホラ、こうやって、4本ある端子の一番右の端子を上下逆さに付け替えただけで・・・。

白樹脂カバー、ちゃんとビスで固定できました。こんな簡単なアイデアなのに、ここを施工した人、気がつかなかったのかな・・・。それがちょっと残念。

作る造る創る・・・

刮目して、周囲を見渡せば、「人」類が作った(造った、創った)あらゆるモノが視界に入る。道も橋もビルも家も道具も機械も車も自転車も家電もスマホも・・・

人とチンパンジーの根源的な違いのひとつ。「作る造る創る」か、どうか。

こんなふうに、どうも、人のやった作業は、シックリこないことがある。
ならば自分でやれば?。それが回答である。