想定ミス→人間ジンバル→体幹トレーニング2019年06月13日 17:10

家をDIYで造る以上は、メンテのことも考えないといけない。

脚立2本に足場鉄板を渡したこの↓作業高さ程度ならまだラクだが。これでも実際にやってみると相当に怖い。足を踏み外して落ちたらタダではすまない。

建築設計にかかる前に、どんな道具でどんなふうにDIYでメンテするか、という点を先取りして考えねばならない。そこから翻ってこれから建てる家の仕様を決めることを、強くオススメする。
 壁面塗装/防水メンテetcをDIYでやるとしても、いちいちトビ職さんに依頼して「足場」を組んでもらうのでは、本末転倒だ。足場組み/バラしはものすごく費用がかかる。ましてや2階建ては論外である。

そこで市販の、移動可能な「高所作業用足場タワー」が便利だ。10万くらいするが、使わなくなったら人気商品なのでヤフオクで買い値の6割くらいで売れる。アルミ製なのでとても軽く、溶接もシッカリしており、堅牢にできている。体重58Kgの小職が時折使うくらいではビクともしない。メンテも不要。


かようにして、
「足場タワーの底板高(4m+α)+自分の身長(手を伸ばせば届く高さ(2m+α)+手に持つ道具/刷毛などの長さ(0.2m)」が、その人の「DIYで作業できる高さの上限」=「妻」の高さとなる。

そうやって計算して、本件ハンガーハウス建物の「妻」(←一番高い部分)の高さも決定したのだが、そこにひとつ大きな誤算があった。
 足場タワーがけっこう揺れるのである。非常に怖いのである。なのでヒザを少し曲げて作業せざるを得ず、身長で約10㎝の余裕を見ておくべきだった。それでも今回、なんとかギリギリで最上部分に手(ペンキを塗る刷毛)が届いたのはラッキーであった・・・。


足場タワーの揺れに合わせてヒザを柔らかく使って調子をとりながら、塗装をする刷毛を動かしていく。その手の部分の高さは変わらない。まるで人間「ジンバル」のようだ。はからずも相当キツイ、体幹トレーニングになったのであった。

10年に1度の壁面塗装/防水処理/板割れ修復は、今回、こんな感じで、丸々1か月間の週末を投じて、なんとか完了した。梅雨入り前に終わって良かった。費用は塗料代と刷毛代、ウレタンボンド、コーキング剤など材料代のみである。

次回は相当のトシになっているので、さすがに地元のシルバー人材派遣のオジサン(ワシのほうが年寄りなので若者)のプロに任せようかと思う。

5年前に換気扇の穴をあけたまま放置していたステンレスのフードも、今回ようやく取り付け完了。

↓この高さに取付けたのであります。

作業タワーから眺める地面は、こんな感じ。
怖いです~。

前回の壁面塗装では、右手に塗料缶をつかんで、左手と両足で岩稜帯登山の3点確保の要領でこの足場タワーをスルスルと登ることができた。しかし今回からはそれはヤメにして、塗料缶にロープをくくりつけて地面に置いて、タワーに登ってから塗料缶や刷毛、その他道具/材料をロープをつたって引っ張りあげる工夫をした。

飛行場では、「25B胴体カバー2重化作業」の最終フェーズ。
ここに・・・

こんなふうにボール紙で型紙を造った。これを展開してカバー材をカットし、ミシンで縫い合わせをする予定。立体裁断なのでムツカシイ・・・。

M田師匠のFRP作業。相変わらずノウハウを盗んでいます。

梅雨入りで25Bハンガー搬入が近い・・・
タマラン。