「夏休みの宿題」2023年08月31日 15:37

連日の猛暑の中、ひたすら宿題をこなす10日間の夏休みであった。

まずは台風が太平洋岸を通過するというので北面軒下に雨水侵入防止のコーキング打ち作業から

脚立登るだけで汗が吹き出る。下半身トレにもなる。

パーツいろいろ届く。

フルード抜いてキャリパー取り外し

分解OH

シール溝 汚れあり

自作ウエット/ソーダブラストでクリーニング。

いろいろ工具も使う

シール溝をキレイにする。

こんな感じ

組立てに入る

MD30のキャリパー整備。ピストンが汚れてる。

洗浄

キレイになった。揉み出ししてピストンの作動を確認。

フルード交換

フロントも同じく

フルードは攻撃性があるのでこれくらい養生する。

ワンマンブリーダでフルード交換、エア抜き

ZEPも同じく。

こっちはフロント浮かしてタイヤはずして。

フォーク引っこ抜く。メッキが少し摩耗しているフロント側に目印のテープ。

バイスに固定して

エアインパクトで1発。

ボトムケース内部の洗浄

オイルシール、苦労したがパコーンと抜けて飛んでった。

バラして洗浄

洗油+コンプレッサーエアで。

インナーチューブの研磨

2*4材にスタッド2本を差し込む穴をドリリング

差し込んで立たせて

工場にてプレス借りてオイルシール圧入。コメリで買った88円の塩ビ水道パーツがカラーにピッタリ・・・

フォークオイル

工場にて。新規輸入されたターボ/ロータクスディモナとオーナーさん

バイクで工場に遊びに来たSawa教官。かつてグライダー界で雲の上の存在だったお方・・・。

当ハンガー竣工お祝いにこのタップ&ダイスセットをプレゼントしていただいたのはもう16年も昔のこと・・・

飛行場でつるさんと。ASK14のメンテをアシスト

ナンダカうれしそうです。ニカっという感じ。

トレーラー計測作業をアシスト。

良く働くシャチョーと若造、、、ではなく今や経歴10年以上フルライセンス中堅航空整備士 兼 耐空検査員資格も保有するさんちゃん。

松つあん、今年も25Bオイル交換の季節が来たよ・・・
松印遺品のワイヤとツイスタを使用して。


夜までかかってさんちゃんと25B/キャブのメンテ

「夕陽と鉄塔」を見ていると、たまらんキモチになるのはナゼでしょうか?
コドモ時代からの心象風景・・・

ナンダカ、自然とポンコツが自分のトコに集まってくる。
だからそれを修理する。
いつもコマネズミのようにナニカの作業をしている。
それがオレの人生なんだな、と、ひとり合点する。
そんなふうに夏が過ぎていく・・・。

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ナンダカ、自然と民事/刑事の事件が自分のトコに集まってくる。
だからそれを処理する。
いつもコマネズミのように事件処理をしている。
それがオレの人生なんだな、と、ひとり合点する。
そんなふうに夏が過ぎていく・・・。

たまらん。

時間貯蓄(ないしは時間投資)2016年11月17日 17:58

少年時代、「明日のジョー」に心酔し、耽読した世代である。
その本質は何か?
「明日のために、今日の時間を捧げる」ということであろう。

今自分がやっている「ソノコト」は、明日の自分の「何」につながるのか?
・・・という(自己に対する)不断の問いかけ、と言い直しても良い。

今日の全ての時間を明日に捧げるのであれば、ボクサーになってしまう。
我々凡庸なる人々は、なかなかそうは行かない。

しかし。
1日3回、わずか5分、計15分の時間をとって丁寧に歯磨きをすれば、将来、健康な歯で生活することができるだろう。小生、まだ歯の欠損は1本もない。

・筋トレ、心肺トレーニング、然り。
・受験勉強も、然り、
・フライトトレーニングも、然り。

この資本主義の時代に暮らす皆さんは、とかく「お金の貯蓄」「お金の投資」を意識するが、国家予算並の個人資産を有するビル=ゲイツさんだって、時間(人生の長さ)は80年ソコソコしか持ってないのである。

「時間の貯蓄」と、「おカネの貯蓄」と、どっちが大事か?。
その答えはおのずと明らかであろう・・・。

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25B ハンガー OUT準備完了。あとは天候次第。

ピカピカに磨いたキャノピー。

飛行場にて。大変美しいシュライハー ASK13。

MD30の吸気系チューンキットを購入、組み込み。
大変好調になりました。

交換したパイロットジェットとメインジェット。

DR650はフロントディスクパッド交換。スライドピンを耐水ペーパーで磨いて、耐熱グリス塗って、組み込んだ。

はずしたキャリパー。ローターもパーツクリーナで洗浄した。

こんなふうなバイクの整備も、「時間投資」なのであろう。
将来、キモチ良く走るための・・・。
ココで手を抜くと、将来、キモチの良い走りはできない。
まさに、「明日のために、今日の時間を捧げる」。

本日はこれにて・・・。

秋深まる日々に・・・2016年11月02日 14:52

エルロンを、、、

取付け。

エレベータを、、、

取付け。

W3で、、、

乗鞍高原。

峠道で冷え切った身体に温泉が暖かい。

旧友と山行。

沢の瀬音を聴きながら、、、

峰々を見上げる・・・

ハムフェアで3000円で買って修理した実験用電源を、、、

自作1V電源に接続し、、、

接続部分の電圧を1Vきっかりに合わせて、、、

キットを組み立てたCYTECさんのQRPデジタルパワー計を校正。キッカリ3.89dbmに合わせました。

資本主義サイコー2016年09月08日 17:42

25B胴体ノーズのチリ合わせ。カウルとの間に2㎜の段差があるのでエポキシパテを盛る・・・。道具も材料もノウハウも、ネット上にあちこち転がっていて、マウスをポチするとモノが宅配で届いたり、コツを知ることができたりする。

コクピット後部の塗装。今期、6mのアンテナつけてエアロモービル運用するためにアルミダブラーを自作し、リベットで固定して補強した部分。

水平尾翼、サフ研磨、マスキング完了。あとはウレタンのトップコーティングを残すのみ・・・。

W3のオイル交換。キックペダルとチェンジリンクとオイルパイプが交錯した内側にオイルタンクのドレンがあんのよ。もー大変。ボール紙でパイプ作ってオイルをくぐらせる。

ヘッドライトリレーの動作は良好。念のため結線を確認。

MD30/Fキャリパのスライドピン。痛みはないが軽く耐水ペーパーで磨いてやる。

デイトナ/ゴールデンパットと耐熱シリコングリス。結果は・・・。バカ効き。スバらしい。MD30完全復活だ。

3台のバイクをまとめて整備。あと1台、別にあるんですケド。ナニカ?

今年のハムフェアにて3000円で買った定電圧/定電流電源の修理。型番で調べたら、なんとリコール対象だ。
メーカーサイトを調べたら経年品なので対応してくれないことが判明。でもこの程度なら自分でやっても簡単。
う~む。助かる。世の中のどこかで、自分と同じことをやってる人達がいるもんだ・・・。

上記サイト情報にしたがい焦げてた抵抗R76を4.7kΩ(1/2W)に交換。温度上昇もなく、問題なく使えるようになりました。上記サイトに深く感謝っ!↓焦げてた抵抗。

ブレボ環境に組んでみたVXOの発振波形を中華オシロのFFT機能(ファストフーリエ変換)でスペクトラム観察。ヘンテコな波形ですな。でもネット上にVXOをうまく動かすコツや情報がたくさんあるのでダイジョブ。ひとつひとつ試してみる楽しみがある。

ものすごいスピードで時代も技術も進んでいく。モノも情報も、どんどん簡単に、安価に、手に入れられる時代だ。
 特にWEBシステムと、ネット通販と、物流の進化と、ネットオークション。ここ10年の進化だけを見ても、革命的だと思う。 
 
 それもこれも「みんなが自由闊達になんでも活動することができるシステム」の恩恵。その環境をアタリマエと思ってはいけない。資本主義/自由主義、サイコー。

深まり往く秋です2015年10月27日 10:43

「深まり往く秋の信州をカワサキW3で旅し、自分とバイクがその風景の一部と化してしまうような錯覚を味わう」

・・・と、ここまで読んで、ははあ、あの某小説家の、某世界観だな・・・と思ったアナタは、たぶん50歳前後の方であろう。

小職は55歳である。
還暦まであと5年。そこまで生きられれば、まあ、一応良しとすべき。トシを取ると失うのものあるが、得るものもある。
 トシを取って、一番有り難いのは、モノゴトの本質を考える、という姿勢が自分の中に芽生えたことだ。自分のイノチが尽きようとするのだから、どうしてもマジメに考えざるを得ない。

今回、約1年半の時間をかけ、かなり徹底的にW3をメンテし、5年ぶりに車検をとって復活させた。それは自分の中で、「揺るがせにできない」ことであった。
 20歳の頃に手に入れて、このバイクとつきあって35年。思えば、僕の人生は常にこのバイクと伴にあったと言っても、過言ではない。

   「自分とバイクがその風景の一部と化してしまうような錯覚」

このポンコツバイクを35年間にわたって維持してきたことへのご褒美として、今、僕はその感覚を深く深く、心ゆくまで味わうために、どうしたら良いだろうか?

この問題意識に対して、シンプルに考えて出た結論は「速度を落とす」ということであった。
 速度が上がればあがるほど、視界は狭くなり、先行車の挙動やライン取り、路面の状況、クリッピングポイントの浮き砂・・・みたいなところに視線が集中する。結論において、燃えるような山並の紅葉を、全然見ていない。これでは、「自分が風景の一部に溶け込む」感覚は到底、味わえない。

そこで速度を20Kmに落とす。

山荘を出発し、左手方向へ進む。乗鞍岳を正面に見て、乗鞍スーパー林道の入り口。まあ、そこまでは普通に走る。その先、白樺峠から奈川へは、ほぼ下りだ。そこを時速20kmで下る。視線の分配は、ド正面に見える燃え盛る紅葉の山の頂き。そこに8割。後方バックミラーに1割。さすがに、後続車に迷惑はかけられない。追いつかれたら先に行ってもらう。そして残りの1割で路面をチラ見する。たまにアスファルトの痛み、穴ぼこがあるが、何しろ20Km/hなので、たいしたことはない。

そしたら、どうだろう!!!!
燃えるような紅葉の山が、眼前に競り上がってくる!!!。

この感覚は、徒歩では速度が足らないし、クルマでは陳腐、バイクでも速度が出ていれば見ることは出来ない。強いて言えば自転車なら可視だが、フォルディングバイクで輪行、みたいな手はずを踏む必要がある。
 ガソリンと内燃機で高度を稼いで、そこからゆっくりと、山々を見上げつつ下る。考えてみれば、これはバイク乗りだけに許された特権である。ガソリンの枯渇する未来人に対して、ナンダカ非常に申し訳ない気すらしてくるほどの、贅の極み。

乗鞍から白樺峠、奈川、R19から牛首峠、和田峠、そして「高原のターンパイク」から佐久、小諸の辺り。コスモス街道と下仁田周辺の峠道・・・。

「ススキの香りを胸一杯に吸い込みつつ」、僕は走りました。泣いてはいません。










穏やかな小春日和が続きます。
南シナ海では、人口島を作って領海を主張する某国と、航行の自由を宣言して当該領域を強行突破する国とがあるようですが・・・。