「源氏物語」で陸上単発ライセンス2025年07月09日 18:30

もはや旧聞に属することではあるが昨年のNHK大河ドラマ主題は「源氏物語」であった。

今を去ること半世紀近くも昔の頃、高二の秋(バイク事故で重傷入院中)、自分は将来の人生設計として「大学を出たら就職せず、司法試験を突破して法曹として身を立てる」ことと見定め、最難関と言われる某私大法学部を第1志望とし、一浪して1日10時間✕365日の受験勉強に耐えていた。国語(古典)に関しては有名どころは全て読み込み、日本史に関しては「山川」の教科書と資料集の隅々まで丸暗記である。

文学部狙いであれば「源氏物語」はどこから出題されても文句は言えないので全体を精密に勉強しておく必要がある。法学部狙いであればそれほどではないが、「源氏」の世界観は「藤原摂関政治」とのカラミもあるので、やはり手を抜けない・・・。どこから何が出題されても「あ、源氏だ。おわた。なーーーんもワカラン」みたいなことが絶対ないよう、何かしらは答えられるよう、それなりにシッカリと勉強したのであった。

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それから時を経ること十数年。
弁護士になって、とある極めて困難な案件に遭遇した。
交渉事案であったが、相手方にとりつくシマがない。完全門前払い状態。

それでもしつこく食い下がって面会を求め、ナニヤカニヤの会話を重ねるうちに雑談の中でフト「源氏物語」の話題になった際に、唐突にも件の(「くだんの」と読むんですよ)交渉相手が饒舌になったのである。
 これは会話続行の糸口だ、と直感した私は、たったひとつだけ思いついた(思い出した)「源氏」作中の「雨夜の品定め」について知りうるところを語り、「いつの世でも男女間のコトは同じですなあ。あははは」なとど述べたところ、以後、次第に相手方の態度が軟化する傾向を読み取れるようになったのである。

(ご参考)
https://note.com/usami_kamo/n/n67999a3baf1d

しかしながらここですぐに交渉案件のハナシに持っていくのは浅はかなコトで、当日「雨夜の品定め」以外の「源氏ネタ」は全て忘却のカナタで他のひとつも覚えてないし、とにかくこの案件をツブしてなるものか、というキモチで、その日は「本日はありがとうございました。『源氏』のお話ができて楽しかったです。また来ますから『源氏』からみのお話でもしましょう』」とオトナシク退散したのである。

そして帰宅するなり家人に「あのマンガっ!『源氏』の。アレ家にあったろ。今もある?どこにある?すぐ出してっ!!」と頼み込み、たまたま自宅の本棚にあった「あさきゆめみし」を引っ張り出してきて全巻を読みこんでは頭にたたき込み、以後の面会に備えたのであった。


すると件の相手方は「私も『あさきゆめみし』を愛読している。私は2セット持っていて1セットは手垢がつかないように未開封なんだ。あなたも持っているのか?若い弁護士さんなのに見上げたものだ」

「そらーそうですよ。『源氏』好きならあの本は必携です。私も愛読してます。いやーあのマンガはホントにステキだ。『源氏』の世界観を実に忠実に描き出していて秀逸です」「とりわけ光る君と頭中将が「青海波」(せいがいは)を舞うところの描写などは美の極致っ!!!」

(ご参考)
https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc22/naritachi/souzoku/column.html

・・・などと述べたところ、ついには「いやー、どんな悪辣な弁護士が来たかと思っていたが、『源氏』を愛する人で悪い人は絶対いない、私、あなたを信じますよ」

・・・という流れになり(もともと無理難題なことを要求しているわけでもなかったので)、当該案件について「ありうべき公平妥当な結論とその理由、落としどころ」を縷々説明したところ、その後もシノゴノの経過はあったものの、ナントカ無事交渉成立・・・とあいなったのであった。

・・・その結果私は依頼者から痛く感謝され、「あの偏屈を相手によくぞ交渉をまとめてくださいました」ナドとお礼を言われ、相当多額の弁護士報酬を受け取ることになった。
 その額は、当時計画していた「陸上単発ライセンス/渡米訓練」の費用どころか、それに続く「コマーシャル」「多発」「IFR」の訓練費までもをまかなうに十分に足りるものであった、、、。

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以後、今日に至るまで「NHK大河」は基本的に「日本史」である。「源氏」の前の「鎌倉」もそうであるし「家康」「渋沢栄一」もそう。現行の「黄表紙/狂歌の蔦重/田沼政治と寛政の改革」も然り。その他のNHK/Eテレの歴史番組や古典文学系の番組も、若き日の受験勉強で「日本史」や「古典」を徹底的に掘り下げたおかげでバックグランドがわかるから、どれもこれも楽しめる。

・・・ということで若い皆さん。

多くの人が「コスパ」「タイパ」などと言い、「なるべく合理的に」「ムダな努力はなるべく避けて」・・・みたいなことを言いますが。

人生はそんなに単純なモノではないです。
若い時期に自分の国の歴史や古典芸能を深く学んでおくことは、将来に何かしらの恩恵を与えてくれますよ。

私はそのことが言いたいのです。

1クラス40人いて、理系に進める人は10人以下ですよ。
残り30人は文系なんです。
しかも女子はかなりの割合で文系ですよ。

企業社会のトップの人達も7割は文系ではないですか。
そういう人達は、受験時代に日本史や世界史や古典を徹底的に学んだ、という人が多いですよ。

欧米では企業トップは「哲学」や「芸術」の素養が必須なんです。
https://note.com/forestpub/n/na08a6fc4d32e
https://app.en-courage.com/articles/2019-09-08/906?locale=en

就職して会社勤めになって、上司の人達とフツーに歴史や哲学、文学について会話できることって、とってもアドバンテージですよ。

と、いうことで、若い皆さんにおかれましては、
「こんなもん、何の役に立つんだよー」などと言わず、いろいろなことに寄り道して、楽しく文系課目を学んで下さい。フツーに文系として生きて行くことを前提とすれば、「複素数」や「虚数」「三角関数」「対数関数」などより遙かに「実益」があります。
 つまり10年20年の長い目で見れば、歴史/古典の素養はそれこそ「タイパ」「コスパ」抜群、ということです。

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ブログをサボり、半年ぶりになりました。
相変わらず、例年と変わらない歳月を過ごしてヲリマス(←賢治ふう)。
ということで今年前半の振り返り。

ベースにしている滑空場からのフライトで往復2時間半ほど、M田師匠の故郷、足利市上空へ。一番左の橋が渡良瀬橋。

今期は約半年でフライト回数35回/約40時間でした。

冬の野外活動の準備。
ジムニー用木製キャリアを「競作」。
さんちゃんはスノボキャリアを。
自分はスキーキャリアを。
スキーキャリアなんて中古が安いんだから買えばイーじゃん、と知人から言われましたが。趣味/傾向を共にする友人と、こういう「時間を共有する」ことがかけがえのないことなんです。



航空整備士/耐空検査員のさんちゃんご接待スキーツアーその1 奥会津

マジ寒かった!!

バイク系後輩の連中と乗鞍へスキーツアー参加。総勢15名くらい。

同上

さんちゃんご接待スキーツアー その2 群馬県川場スキー場

良い天気でした。

高校時代の旧友AZくんと残雪の山行、、、。



ハンガーDIY。断熱材追加施工

LED室内灯施工・・・の道具と材料など

DIY電気工事 これも1年がかり。毎週、少しづつ。

最終段階、コンセントの取付けは「電気工事士さんちゃん」の出番。

バイト代払ってお手伝いしてもらいました。さんちゃんもホクホク。
ハンガーハウスDIY建築着手から14年を経てようやく電気工事を完了。

ジムニーJA22Wのシートベルトが壊れたので交換

ヤフオクで左右1セット5000円ゲット。中古だがほぼ新品。

DIY水道周りチョイ手直し

アース棒連結

DIYアース工事。接地抵抗はどうか?、、、。

DIYドアノブ交換


コンプレッサを予備機と交換。

ラジコン関係

大昔に製作/フライトしていた機体を25年ぶりに大改造レストア。これも1年がかりの作業。毎週少しづつ。

てえへんです。

月1のペースでフライト会も。

25B関係。飛行場で応急修理

ここにクラックが発生

関東甲信越梅雨入りと同時に機体格納

その他クラブ活動。
トモダチが「ビーチ」の機体を購入したのでクラブ員のみんなで見物。オカネとか仕事とか人間関係とかは、「志高く覚悟のある実直な人」のところに集まるもんだな、ということを実感する。

新人クラブ員「つるちゃん」の溶接作業を見学

25B 左サイドキャノピー、早速修理開始

係留ロープは15年を経てボロボロ。元は同じ色でした。

すっかり色あせて強度も弱くなったので右の新品と交換。

バイク関係。W3のタペット調整

BAJA/MD30にスマホホルダーを装着。

MD30でひとりオフ練。


4月にはDR650で寸又峡温泉/春合宿に参加(学生時代のバイクサークル主催)


2024覚悟の夏 60days 300hours....2025年01月29日 12:51

フト周囲を見渡せば、同期の裁判官/検察官は定年を控え第2の法曹人生を模索しつつある。友人の中にも、あるいは大病を患ったり、亡くなってしまったり。60代も半ばというのはそういう年周りなのだ。そろそろ覚悟を決めなくては、と思う日々。

その一方で、今年からもらえるという年金の書類が届いた。年金をもらうのはジジイであり遠い将来のことと思っていた。まだソコソコ稼働しているので、不要と言えば不要なカネだ。
自分が積み立ててきたものの払い戻しであり、受給権は当然のことと思いつつ、そんなものを有り難がるのはミットモナイという気持ちもある。

数年単位でモノを考えている。
この先5年で、出来なくなることがいくつかある。
故に終活と断捨離を進めねばならない。
不動産、バイク、楽器はすぐ売れるだろう。

しかし問題は我が動力滑空機/モーターグライダーである。
空の世界から引退するまでに、なんとか、こいつの先行きの見通しをつけねばならない。

「クラブ活動」の一環として参加した機体の運搬/廃棄。壊れて引き取り手もなく、行き場のなくなった機体達の始末は大変である。最終的にはお金を払って産廃業者引き取りとなる。それはあまりにもサミシイ。



高く売りたい、というワケではない。
この機体を私に託してくれた亡き師匠の想いに報いるためにも、引き継ぐべき人に引き継いでもらいたい。

そのためにはきちんと整備して、ちゃんと飛ばし続けることが大切だ。

半年前の、あの夏の日々のことを、今思い出している。
その過程を、この機体を引き継いでくれる誰かのために、この機体に関するトータルな情報を含めて、You Tubeに動画UPすることにした。
「w3and25b」で配信します。

M田師匠は「この機体や、あなたの作業を引き継ぐ人など、絶対現れませんよ、そんな人がいるわけがない。もう、そういう時代ではないんです」などとのたまうが。

確かに、ヒコーキでもないグライダーでもない動力滑空機のライセンスを保有する人は希少種である。ましてや飛ぶ方だけなく、古典機体の修理/整備/動態保存に興味があるなどという物好きはほとんど存在しないのかも知れない。

しかし私は一縷の望みを捨てきれない。
バイクの世界だって、50年昔はそうだった。古いモノはポンコツとされ、見向きもされなかった。それがどうだ、昨今の旧車ブームは。

過日、対岸に住むという8歳の少年が祖父に連れられて飛行場に来た。
他のヒコーキには目もくれず、駐機場の一番奥に駐機してあった我がファルケ SF-25Bが、この銀と赤のヒコーキが(ホントは銀ではなくグレーなんだけど)一番好き、すごくカッコイイと。少年は真顔でそう言ったのである。

私はとっても嬉しくなり、少年と祖父殿を場内に招き入れて、少年をコクピットに座らせて操縦桿やスイッチ類を触らせてあげた。
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SNSやらネットニュースが流行りだしてから、なんだか世の中が騒がしいな、と感じつつ、ナニヤカヤの作業をしている。

人間とは価値観の集合体である。経験という「因」を通して、価値観という結「果」が個人の中に形成され醸成されていく。ひとりとして同じ人生の人はいないのだから、ひとりとして同じ価値観を全共有する人はいないはずだ。したがってある局面/事象に対する「評価とか意見」も千差万別である。「ナゼ空気を読まない!」という意見の対岸には、必ず「そこで空気を読んでいてはダメだろっ!!!」という意見がある。

なので自分は基本的に空気を読むことはしない。KYだなんだというのは日本人の一番ダメなところだと思う。そんなクダラナイことにエネルギーを使うより、自分のTODOやテーマに注力すれば良いのに、といつも思う。なのでKYだなんだと言うヤカラは人間関係の断捨離で良い。自分の視界には入れないし、歯牙にもかけないし、眼中にもない。空気ばっかり読んでいると、そのうち自分が空気になっちゃうよ、というのはオモシロイ指摘。

ちなみに法律用語的には空気を読んで行動しようとする傾向を「萎縮効果」と呼ぶ。「どう評価されるかわからない、だからやめておく」 。それで果たして自分の人生を全うできるのか?

基本的に他者の「評価とか意見」とかは気にせず、ただ「証拠と事実」だけによって全てを見定める。そういう習性が身についたのは長いこと法律家として生きてきた成果でもあるのだろう。

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とにかく昨夏、イロイロな思いの中で、覚悟を持って作業をしようと決めた。
60日/300時間。左サイドキャノピーの交換と、右主翼全塗装。
つい半年前のことなのに、あのとてつもなく暑かった夏が、今ではもう懐かしい。そうやって月日は過ぎていく。

作業動画を見て、この機体と作業を引き継ごうという人が現れたなら、とても嬉しいのだけれど。



「梅雨の合間に・・・」2024年07月31日 11:55

1回の訓練フライトでなるべく2時間以上飛ぶようにしている。自分の「耐空性」を上げるために。

これは自分の訓練ではなくて、公務。RC用高度計がどれほど正確なものかをチェックする作業。ソルジャ君を横に乗っけて手伝ってもらう。

関東甲信越梅雨入りに伴い、機体の分解、運搬、格納。自分で全てのリンケージを事前にリリースし水平尾翼もはずして、整備陣の到着を待つ。

機体カバーはとても大きいのでジムニーには乗りきらない。エクストレイルの出番となる。

カラス害防御用偽カラスの塗装。羽布張り機を野外係留する上で、これはとても重要なツール。ここで手を抜くとカラスに羽布を破られて「修理2か月/費用100万」になりかねない。事実上、当期のフライトが不可能になることも。

汚れがこびりつく前に、「虫取り洗剤」で各部を洗浄。タンパク質分解成分が含有されとても便利

オレはどれほどの殺生をしつつ飛んでいるのか、と、、、。

メインピンの防錆処理

エルロンロッドの穴をガムテで塞ぐ。虫が入るのを防ぐ。虫が入るとそこから木部が腐るから。

機体カバーの天日乾燥、破れ、修理部分のチェック作業。

イグニションケーブルをリリース。万一にもペラが回り出すことのないように。

同じく。バッテリのマイナスをリリース。万一にもショートすることがないように。

エンジン室全体をチェック

プラグの焼けをチェック。

忘れてしまいそうな作業にメモを貼っておく。

カラス防除器の修理。これは「大音量タイプ」で、貴重品。もう手に入らない。修理/メンテして使い続けるしかない。

下板も反ってしまったので交換。

https://youtu.be/E9lFqdbqBKg
この動画の後ろでケタタマしく鳴っているのがこのカラス防除器。

今期メイン作業のひとつは、ボロボロになってしまった機体カバーの修理/改造。幅広マジックテープを大量購入。

ミシン縫いの下糸用ボビンも事前にたくさん作って置く。これくらい作っても5m、10mの単位でミシン縫いするので数日でなくなってしまう。

野外係留で痛んでから機体の修理をするより、痛まないよう機体カバーを充実させるほうが遙かに効率的だ・・・という事実に気付いたのはこの機体の運航開始から5年ほど経った頃か。今から10年前のこと。
 修理/塗装は高度な技術を要し面倒で、かつ多大なる時間を要するが、ミシンで機体カバーを縫うのはそれに比べれば遙かに簡単で、かつテキトーで良いのだから。縫い目が多少曲がっても雨と紫外線から機体を防御できればソレで良い。

ボロボロになった2重カバーを剥がし、新しいカバー素材を加工して製作、マジックテープで貼り付ける。


主翼カバーの2重化作業。
https://youtu.be/UtyF1sxuB1s

コクピット部のカバーは3重。

3重カバー。これなら年数回ある「滝のような豪雨」から機体のアビオニクス類を守り切ることができる。10年前、その「滝のような豪雨」がコクピットに侵入して無線機が故障した。交換費用20万円ナリ。その苦い教訓から。カネで解決するハナシならまだ良い。在庫がなければ欧州から輸入・・・となり数ヶ月飛べないこともありうる。事実上今期のフライトはもうダメ・・・となりかねない。

クラブ員有志で炎天下、倉庫内の機体整理。

みんなで声掛け合って。整備陣の指示のもとに。なんだか「青春」しているカンジですね。これは。みんなで、ひとつの方向を見つめて。ただつるんで遊んでいるだけじゃなくて。

萩原式H-22が廃棄を免れて良かった、、、。歴史的銘機ゆえに。

某動力滑空機のエンジン、トップOH。ピストンがカーボンだらけ。

それを手作業でリムーブするのはとても大変で時間がかかる。てなことで小職が自分のバイクのキャリパーを洗浄したときに自作した「ウエット/ソーダブラスト」装置を提供して作業を効率化。
https://youtu.be/1j4oeESK8rM

↓ここからパクってきて自作しました。
https://youtu.be/-uoVyhv9HL8?si=lg1wX6p0Y6nANfM5

作業が終わると腕はソーダ(重曹)だらけ、、、。

作業を担当したつるちゃん、さすがにヘロヘロ。お疲れチャン。

世の中では、AIなんちゃらが脚光を浴びているようだけど。
しかしそんなもんは結局、PCという「箱とモニターの中」のハナシ。
モニター見つめて、キーボードでカチャカチャやって椅子に座ってるだけ。

人間はどこまでいっても生身の人間だし。
せいぜい80年ソコソコしか生きられないワケだし。
チャットGPTが機体カバーを修理してくれたり、ピストンのカーボンを落としてくれたりすることもないし。

サテ、とっくに梅雨明けだ。
「オレの時代」は次のステップへと進んでいく。
たまらん。

また一つ、人生の宿題を、、、、。2024年05月22日 16:09

5月のGWもとっくに過ぎ去った。
今年のスキーシーズンも終わった。
例年5月までスキーを楽しむバイク系後輩諸君も、今頃は今年のスキー活動を終えたことだろう。

自分は3月の半ばに今シーズンのスキー活動を終えた。

場所は北海道のニセコで、バイク系センパイがニセコにロッジを保有しており、タダで使っていいよ、というマコトにもって「男前な」かつ「太っ腹な」お申し出があり、しかもバイク系後輩君たちが2人参加し、うち一人はプロのスキー指導者なので、こんなにアリガタイ話はない。

しかしながら、いつものことながら。
常にTODOテンコ盛り状況の中で、平日1週間ちかく東京を離れるのはかなりタイヘンなことなのであった。

それでも後輩くんふたりからお誘いを受けたとき、私はほとんど即答で「参加しやすっ!!」と返答していた。

・・・というのも、我が亡父が相当のスキーマニアで、生前、何度も北海道ニセコにてスキーを楽しんでおり、その都度、父は不肖のムスコである私に「羽田空港までクルマで送ってくれ」と依頼し、私はこれを快諾しつつも「一緒にスキーを」という父の願いについては、ついぞ実現しなかった、という経緯がある。
 私は私で、人生のそのときその時点で、常にやるべきことが山積みで、それを優先順位にしたがって粛々と実行していくだけの人生だから、その順位に到達しなかったことはやむなし。オヤジ、ゴメンな、、、、。

・・・ということで、今般は、半ば義務的な思いもあり、成田空港からLCCで新千歳に降り立ったのであった。

在りし日の父。
左のワッペンは30年ほど前に父がニセコで購入したものと思われる。その右の写真は父のアルバムから。下の写真はたぶん立山の春スキー。

この機会に用具丸ごとパックできる特大スキーバッグを買ったのだがとても重い。かつぐのに苦労する。

事前にワックスがけ。ちなみにジェットスターでは液体クリーナ&スプレーワックスは機内持ち込み禁止でチェックイン時に廃棄処分となった。

LCCのジェットスター 成田空港にて。

3タミまで延々と歩く、搭乗口変更の連発、離陸40分遅れ、機内は満席、座席は狭い、、、と、初LCCは噂どおりでナカナカ楽しかった。

バイク系センパイの保有するロッジ前にて。
「センパイ、あざっーーーーす!!」。
右はツアー中、レンタカーを手配して運転してくれた後輩君。アンガトネ。

ニセコのスキー場山頂から眺める羊蹄山。
父もこの場所からこの山を眺めたのであろう、と思うと感慨深し。

同じく。

本ツアー最終日に訪れたHANAZONOスキー場。日本人不在、全員インバウンドでいろいろな外国語が飛び交う。ゴンドラのデザインは「ルイ=ヴィトン」、カレー1杯2000円と、オネダンもやんごとない・・・。

ハンガーから「JA20GM 専用整備車両」にスキーの荷物積み込んで成田にクルマ駐車して新千歳を往復。

ジェット機に乗って新千歳空港に降り立ち、ニセコスキーツアーに参加する。そして羊蹄山を眺める。

今般、やっとその責務を果たすことができ、父存命中には間に合わなかったけれども、これでまたひとつ人生の宿題をクリアしたの感アリ。

プロのスキー指導者であるバイク系後輩君が「バックボーゲン」をしながらつきっきりで教えてくれて、だいぶ上達した。ビデオ撮りまでしてくれてアリガタイ。スキー習い始めて5シーズン目の現状はこんな感じ↓。

https://youtu.be/REVe9kxlyok

左の赤いジャケットが指導してくれた後輩君。

現状、私の技量は、指導者の後輩君曰く「パラレルの完成までもうチョット」というレベルにあるらしい。父のスキーは完全自己流でそれほど巧くはなかったから、スキーの技量に関してもすでに父を超えたと言って良いだろう。

1年365日、毎朝、スキーのために大腿四頭筋他の筋トレを続けている。チョットきついけど、また来年のシーズンに備えてガンバローと思う。
たまらん。

「弁護士でもダマされる」2024年03月26日 12:37

もうすぐ4月です。
サテ。

過日、何かの雑誌だったか、若手弁護士による法律事務所経営関連の座談会で、「自分は年金が不安だったので事務所を法人化して弁護士法人にした。これでサラリーマンと同等の厚生年金に加入できたから安心」

・・・という発言があった。これに対して「???」という疑問を呈する反対発言は誰からもなかった、、、。

あのーーー。

厚生年金は、積み立ててきても、所得が多いともらえない場合がある年金なんですよ、、、。

弁護士なんだから、65歳過ぎても、ソコソコの収入、あるでしょう。
そうなるともらえませんよ、厚生年金。

これを在職老齢厚生年金制度、という。

このネーミングがエグいです。

働いていて、収入あるんだから、年金もらう必要ないでしょ、という制度なので、この制度の名称を正しく表記するならば、在職老齢厚生年金「減額・不支給」制度になるハズ。

この「減額・不支給」という部分を「ことさらに」削除しているところがエグい。
ソコに国家・政府・官僚の思惑が見えてきますね。

小職は弁護士会の年金基金加入なので、全く関係ないけれど、ためしに某社会保険事務所に架電の上、質問してみた。

「あのー。弁護士なんですが事務所を弁護士法人化して厚生年金強制加入になると、やはり『在職老齢厚生年金制度』、つまり稼いでると厚生年金がもらえなくなる、という制度は適用されますか?それとも弁護士(法人)の場合はその制度の例外ですか?」

社保庁回答者:
そういう質問は受けたことがありません。調べるのに数日かかります、またこちらからお電話します・・・。

そして数日後。
「弁護士さんといえども事務所を法人化すると厚生年金強制適用で、例外規定はないので在職老齢年金制度が適用されます」

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このことをシッカリと調べた上で、納得の上で、弁護士事務所を法人化した、という弁護士はたぶん皆無なんじゃないかな・・・と想像する。

弁護士は、依頼仕事に関しては、徹底的に調査研究する。弁護士業務に瑕疵があれば、懲戒の対象になるからだ。だからそこは必死である。

ところが、イザ自分のこととなると、なんだか緊張感から解放されて、「ま、どうでもいいか。また今度調べよう」・・・みたいな感じで、自分のことはお留守になりがちだ。

You Tubeでたまにみかける「ドラゴン桜」
https://www.youtube.com/watch?v=ezmar1T9gng

「だからおまえらはバカだってんだ。勉強しないと、永遠に高いカネ、払わされ続けるぞ」
「この国のルールを作った奴らはな、その状況がオイシイからそういう仕組みにしてんだ」
「徹底的に勉強しろ。モノゴトの本質を、自分で見抜ける人間になれ」

・・・というコトバが想起されます。
これは至言ですな。

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・・・と、いうことで当ブログをご覧の若い皆様へ。

何のために勉強するのか?
騙されない自分になるためだ。
誰に?
国家に、政府に、役人に、企業に、他人に、世間に。
そして自分自身に騙されないためにも。

それだけ現在のこの世には「騙し」がはびこっている、ということ。
資本主義、の名の下に。

スーパーに行って、野菜穀物肉類魚類買った。
で、レジに並ぶ。
そうするとレジの両側/手前に、お菓子とかお酒のオツマミ、並んでるでしょう?
これって一種の「騙し」だと思う。
スーパーという食材売主の、資本家側の。
ついつい、買い物カゴに放り込みやすいように、そこに並べておく。
意図的に。

つまり、勉強、というのは、学校の授業のお勉強ではないです。
何かにつけ「ナンデダロウ?」と自問してみて、調べたり考えたりすることです。

在職老齢厚生年金の計算サイト、なんていうのもある世の中です。
どれだけ稼ぐと、どれだけ年金が減るか、を計算できます。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1323220491

ちなみに小職は、この春/64歳の誕生日から年金支給となります。同年生まれの人でサラリーマンの方は65歳からですので、1年早いです。
「年金定期便」にそのことが記載してあって、「これはナンダロウ?」と思ったら、「裁判所共済」だそうです。ようするに司法試験合格後、司法修習生として2年間、裁判所で「公務員」をしていたから年金くれる、ということだそうで。もう30余年も昔のことですが。

月額4000円です。笑。
何に使おうかな・・・。