FRP作業に突入2012年08月03日 19:23

型紙を作り、グラスシートをカットして並べてみる。

エポキシとそのスパイス群。「秘伝のタレ」の如く調合する。

作業開始。炎天下ゆえ、あっという間に硬化した。午後から削り作業に入る。夜にはパテ作業へ突入。

次の作業で使う羽布とドープを調達。バイクで走って3分の某工場にて入手できる、スバラシイ環境に感謝。

モールの組立てに駆り出され、お手伝い。

SL機の組立て/試運転に駆り出され、お手伝い。

こんなカンジであっという間に週末が終わってしまう。
こんなことでいいのかっ!

海と人2012年08月10日 19:43

意見や評価や、要するに主観的なものを全て捨象して、「動かしようのない客観的事実」だけを見つめて、それらをつないでいけば、モノゴトの本質が見えてくるような気がする。

僕の遠い祖先はこの海から生まれた。

僕の体液の組成は海水の成分と類似している。

海には無尽蔵の食糧がある。

海の果ては、いつも人々の探検心をかき立てた。

荒ぶる海で多くの祖先たちが波間に沈み、死んだ。

止めどない潮騒を聴いていると沸き上がる、喜び、懐かしさ、憧れ、感謝、恐れ・・・・。そういった様々な感情の淵源は、きっと、「海と人」との関わりを覚えている、僕の中のDNAだ。

 「都会に住み、PCのキーボードを叩いて得た貨幣で、食糧をコンビニからから調達して生きている」

 そういう「営み」は、「生物」としては異常なのかも知れない。その異常性は「年間自殺者3万人」という、現代の日本がかかえる厳然たる事実と、どこかでつながっている。

お盆休みが終わってしまった・・・。2012年08月17日 15:25

塗装を剥がした右主翼/木部に下塗りのドープ(クレベ)を5回。

然る後、羽布をカットして・・・

シンナーで羽布を張っていき、同時にドープ(スパン)でグリッピング。
さらにドープを3回、計4回塗る。
RCの絹張りと同じ要領ですよ!N村親父との!
この後はパテワークへ突入。パテ練って、塗り込んで、乾いたら
削って、また練って、また塗って、また削って・・・際限なく。

パテの乾燥を待つ間、SF-28A/タンデムファルケにて技量維持のフライトへ。 この機体に乗るのはほぼ1年ぶりなので、気合いをいれて離陸。ひとりでローカルをウロウロし、TGLもしてみたが、着陸が我ながらイマイチ。

この日はシーリングが低くどんより。

翌日は盛大なCBが立ち上がる。これぞ日本の夏。

何かにつけて、しょっちゅう遊びに来る若造ども。

こんなことをしているうちに、お盆休みは終わってしまった。
今週末はサフのガン吹き&サフ研ぎに突入予定。

作務2012年08月24日 16:09

何も、「禅寺」に行って「座禅」を組む、という「外形・形式」が重要なのではなかろう。「無念・無想、邪念・雑念なきこと」という心の有様が大切なのだ。

自作塗装作業台にて。

なぜ今、自分は、ここで、このような作業をしているのだろうか?。問い詰めていくと、この「行い」は禅宗でいうところの「作務」ではないか、と思い至る。ここは「工房」であるというよりも「道場」なのかも知れない。
そして、自分が何故かくもM田師匠に傾倒するのか、と考えていくと、その人に一種、求道者の姿を見るから、ということだろう。
何も考えず、ただひたすらサフの塗装面にサンドペーパを当て、平滑を出していく。鎌倉の刀鍛冶もこんな気持ちだったろうか。
この主翼は、僕を大空へ誘うもの。そして僕の命を乗せて飛ぶもの。

整序2012年08月31日 17:54

身体の整序、精神の整序、環境の整序

先週末、思うところあり、新規購入したリチウムイオンバッテリ駆動のバリカンで芝のエッジ出しと草刈り作業に勤しむ。炎天下、終日。永平寺の雲水さんとか、竜安寺石庭のお坊さんとか、想いを馳せながら。

身体の整序、精神の整序、環境の整序を履行せずして、整序ある人生はかなわないのであろう。


積雲系の雲が消えて、秋らしい空になりつつある。

季節の移ろいに連れて、人々の営みも移ろうのみだ。

オマケ。松つあんがレストアした5球スーパーを持参して遊びに来ました。

(理系的説明)
・専用2連バリコンの代替としてバリキャップによる同調回路を自作。
・電源トランスのAC6Vをダイオード倍電圧整流+電解コンで直流15V化
・それをポテンショメータ経由でバリキャップに給電
・真空管用IFTもインダクタと半固定Cなど汎用パーツで代替品を自作。

(文系的説明)
壊れた古い真空管ラジオ、「専用部品はあるけど高くて」と困っているアナタ。アキバの電気街で売ってる格安の汎用パーツを工夫することで懐かしのラジオが廉価にて蘇ります。

オマケ その2
若造は成長している。RF5の電装系、ひとりで仕上げつつある。たいしたもんだ。