4500ft連続上昇試験2013年12月06日 14:28

話は30年前?に遡る。当時、Nao美さんやAさんはじめ多くのクラブ員が、真夏の炎天下、のべつ幕なし、朝から日没までRF5を飛ばしたんだそうな。そのため、M田師匠の青春は「リンバッハの熱ダレ」との闘い、だったんだそうな。
 そんなホロ苦い想い出の故、M田師匠は我が25Bのために「ものすごく冷えのいいスペシャルバッフル板」を作ってくれた・・・。
 しかしそうなると今度は、5/6月はいいが、秋冬はどうしても冷え症気味になる。で、バッフル板を甘くするのは本末転倒なので、出口のほうを塞ぐ遮風板を作って取り付けてみた、というワケ。今回はそれによって、連続上昇時のCHT/OIL-Tがどうなるか?そのテスト、である。

結果は完璧。当面は、夏が近づいたところで遮風板はずせばちょうどいいだろう。いつかはカウルフラップと閉開レバーを設置したい。

CHTもOK。

箱庭の風景/赤い橋と青い橋

翼端の先に、逆転層

東京湾遠景

翼端の先にヘイズトップ

(番外編)
恒例、かつてのバイク友達が集合し、お騒がせ晩秋BBQ開催

おまいら鍛冶屋さんか。
両名とも某バカ田大学理工学部卒のハズだが・・・。

コイツも理工だ。火遊び大好き。

さんちゃん、友情出演。

先週の出来事は以上っ!

トランシーバ・シンドローム2013年12月12日 14:02

ヤマハ C2 2年ぶりに調律

ずいぶんズレていたようで調律に2時間くらいかかりました。調律師さんから「コマメに調律するよう」教育的指導を受けました。スンマセン>H岡師匠との。

穏やかな冬の空でしたⅠ

同Ⅱ 東京湾夕景2500ft

同Ⅲ

(番外編)
唐突にも無線機を引っ張り出し、通電してみる。懐かしのピコ6(6mSSBトランシーバ)なんかも・・・。

唐突にも10年以上前に購入したまま放置してあったルーフタワーを組んでみたり。

他にもイロイロ出てきた。ローテータのコントローラ、同軸の分配器、通過型SWR計などなど・・・。

この「破れ傘」みたいなアンテナは「サガ SD-660」と云う。

同軸とANTをつないで共振周波数とインピーダンスを計測...SWRアナライザのMFJ259という測定器。ANTは特に壊れてはいない模様・・・。

挙げ句、ネットで見つけた「トランシーバキット」を計4セットも大人買い・・・。さっそく事務所の応接室にて届いたダンボールを開梱し、部品を広げてはニヤニヤと眺めております。

「トランシーバ・シンドローム」再発・・・。
この症候群の定義は下記のとおり。

「とくに無線交信をしたいというワケではないのに、電波の受・送信
『装置』に関するあらゆる邪念・欲望を全て実現しようと衝動的に行動してしまう精神状態ないしその執着症状の疾患」

 最初にこの症状を発症したのは小学6年から中2にかけてであった。当時の小職の全ての人的・物的リソース(要するに膨大な時間と月額1000円程度のコヅカイ2年分)の全てを投入し、さる大型プロジェクト(具体的には「初ラ」記事の6mAMトランシーバ製作)に挑んだのだが、これが全くの大失敗に終わったのであった。測定器もないのに高周波回路を自作するなんて、中学生レベルの知識では全く無理なんです。今考えれば。

 しかし当時はそんなことはわからないから、ひたすら初ラの折り込み実体配線図を穴があくほど睨みつけ、プリント基板にラッカーを塗り、それを塩化第2鉄溶液でエッチングし、基板にミニドリルで穴を開け、延々と素子類をハンダ付けしていく、目の疲れ・・・
 
 当時のその虚脱感をどう説明して良いかわからない。今の自分に例えて云うなら「2年がかりの大ギャンブルで1000万円以上の全財産を失った」という感じに匹敵するであろうか・・・ギャンブルなんてやったことないけど。ほとんどPTSDと言ってもよい。

 もしあのときわずかにでもなんらかの成果が出ていれば、小職はきっと立派な理系人間/技術者に育ったのだと思う。しかしながら膨大な時間とコズカイを投入しながら大失敗/無成果に終わった大ショックと、これに起因する虚脱感ゆえ、その少年は、もう全てが嫌になって、はんだゴテを放棄し、アキバ/ジャンク街のひと坪部品店&電気実験室の様相を呈していた自室4畳半もすっかり片づけ、そして次の「お年玉」では電子部品などは一切買わずに、「ギター」を買うため、お茶の水/下倉楽器に走ったのであった。時代はバンバン「いちご白書」、そして陽水「心もよう」なのであった。
 この症状は以後10年ないし20年のサイクルで発症したが、今回は偶然にもネットで見つけたこの無線機キットの記事で再発した。
http://www.geocities.jp/mx6s/bd6cr/index.html

このキットはさるお方が「自作無線機の世界を盛り上げたい」という一心で、ボランティア/非営利ベースにて頒布会(製造元である中国との折衝や連絡、輸入業務その他一切)を主催している誠にありがたいキットです。N島OM様、この度は誠にお世話になりました。本ブログ誌上を借りて御礼申し上げます。

 結局、「SSBトランシーバキット7Mhz/14Mhz、CWトランシーバキット7Mhz/10Mhz」の計4キット、全部まとめて大人買い。
  とにかく出来合いの無線機を買うのでは全く満足できず、必ずやハンダゴテで自分で作らねば気が済まないというタチの悪い病気なので、著しく時間食いであるが、これも神様が小職に与えた「センサー」なので仕方ない。もはや諦めている。

 多くの人は、手にしたスマホ/携帯の中の、部品や仕組みなんて、まったく意識の外に放逐し捨象していることであろう。中にはスマホ歩きの挙げ句、路上で誰かにぶつかる人もいるくらいだ。

 しかしながら小職は、この小さい箱のなかで、チップR/Cやインダクタ、TrやICやCPUやらがお互いに手に手をとりあい、そこにオームの法則やらフレミング右手左手右ネジ、キルヒホッフ、クーロン電荷公式、f=1/2π*ルートLCの周波数公式、デジタルではNAND回路にNOR回路、夥しい行数のチップ内プログラムなどなどが、極めて精緻に、合理的に、正確無比に働いて、何等の曖昧なところもなく、正しい電圧がかかり所望の電流が流れ、正しくプログラムが作動し、要するに「電子工学の粋とデジタル技術のたまもの」がこの箱の中でフクザツに動いているんだ・・・などと、ついつい想像してしまう類の人間なのである。私はそこに知的好奇心ならず、物的好奇心、さらには美的好奇心まで抱いてしまう。
 
人間は、変わることはできない。だから自分は、これから何回でも、この症状に陥るのであろうな。

本日はこれにてっ・・・。

室内仮設バスを考える。2013年12月20日 18:42

数年前にヤフオクにて1万円落札したまま放置してあった(2個目の)
「FRP浴槽」を引っ張り出してきた。住宅展示場で新品ユニットバスを解体した際に出た浴槽がオークションに流れたもの。160㎝タイプ。

今回、この浴槽で念願の「室内仮設お風呂」を作りたい。と、いうのは現状のお風呂は「屋外仮設露天」風呂状態であり、冬季マイナス7度に至る当地では相当にツラいものがあるので。とりあえず塩ビ配管材を加工して排水口を自作。こういうのは純正品を買うと高いので。

自作ゴムパッキンによるサンドイッチ工法+塩ビ配管材料+シリコン系防水シール材にて排水口を固定。この↑多角形ボルトを締め込むのは相当に難儀した。径がでかすぎてレンチがない。結局、鉄L字材をボール盤にて加工し、専用の締め込み工具を作って締め込んだ。

浴槽に水を溜めて厳格な漏水テストを実施中。水一滴のニジミもありませんよ。オレがやってんだから。我ながら完璧。

仮設浴槽の置き場を選定中。後ろはこれもヤフオク7000円にて落札したジムニーのバックドア。なお、外部への排水管接続工事は、地元の指定業者さんにて工事済みです。

フライトも少々。JA20GM Local PIC/solo 0+40 R25 Left x-wind
8 kt......

夜はフライトクラブの忘年会に参加。ここ数日で3名ものファースト・ソロ(初単独飛行)の訓練生が出て、盛況でした。ちなみに小職の初ソロは今から15年前、アメリカはサンノゼにあるRHV空港にて、訓練機は「セスナ152」でした。初めてひとりで大空を飛んで、膝が震えたのも良い思い出です。

そんなこんなの先週のハンガー活動でした。

パッション2013年12月27日 13:25

松つあんがなにやら25Bのエンジン室に測定器&パイピングを取付け作業中。その後同乗して、「バッフル板上下の圧力差」を計測しました。
 その結果、
A:M田師匠謹製バッフル板の冷却効果が極めて高いこと。
B:それによる冬季冷えすぎ防止のために装備した小職自作固定フラップ     の効果も充分であること。いずれもデータ的に実証された次第です。


もと25Bのオーナーにして航空整備士の松つあん。電気系、無線機、エンジン、計器のスペシャリスト。動力滑空機の教育証明を保有し、かつてはクラブの操縦教官でもありました。

計器をにらむ視線が鋭いです。「大利根の平賀源内」との異名を取る所以か....。

(ハンガーハウスにて)
「風呂枠」製作中.....

これまで培ってきたグライダーFRP補修技術の粋を結集して浴槽を改造中。果報者の浴槽だ。かつて冬季冷間時のエポキシで温度管理を誤り、地獄を見たこともありましたが、今回は我ながら完璧なエポキシワーク....

設置状況はこんな感じ。早速お風呂を沸かして試用してみました。室内お風呂は快適そのもの.....

タワー仮組み&ANT調整も終わったので...

唐突にもタヌパパ宅を急襲。この晩春、病気で亡くなったクラブ員S君から託された遺品「FT-101」のレストアが終わったようです。送受信とも完動。オミゴトでした。

ジョイホン上空。そうだ。ジョイホンへ行こう!行かねばならん!。と、いうことで、着陸してすぐ今度は地上からジョイホンに向かいました。

米栂3m角材(9*9大引き用)+桧2*4多数+24㎜厚F☆☆☆☆コンパネ5枚、締めて総重量250Kgくらいの木材の積み卸しで大汗かきました。腕、肩パンパンです。この木材で年末年始に「トイレ床」を製作する予定。設計図はすでに頭の中にあります。

自分は今、何に一番、パッションを感じているか。心を澄ませて自らの内なる声を聞き、それが自分の本質に違わず、間違った方向ではないと確信できれば、その方向に素直にしたがって生きていけばいいのかな、と......。

そんなことをツラツラと考えつつある、冬の週末。