「誰もいないリング」(春に散る 最終話) ― 2016年08月31日 17:20
本日付朝日新聞朝刊で、「春に散る」最終話となりました。
仁さん、桜散る歩道で、逝ってしまいました・・・。
余韻の残る、最終話であります。
心に突き刺さる、いくつもの言葉がありました。
沢木さんの強烈なメッセージです。
「翔吾:誰もいないリングを見ました」
「恐怖に打ち勝って戦った者だけが最高の時間に近づける」
「自由の向こうに」
「命がそこでしか生きられないという瞬間を味わう」
「ただその場に止まりたくないという思いだけで歩き続けてきた」
あー。
明日からこの小説の続きが読めないというのはツラいなー。
折しも、内山選手、本年大晦日にコラレスと再戦か、というネットニュースが流れました。
それはありうると思います。
察するに、戦う理由はただひとつ。
自分がどのような存在なのか、もう1度だけ、確かめてみたい。
それに尽きるのでしょう。
別に相手に勝ちたいとか、リベンジしたい、とか、もう1回チャンピオンになりたいとか、そういうことではない。
ただ、自分が何者かを、知りたい。意識は、相手でもボクシングでもなく、自分に向いているのだと思います。
この根源的自問「自分は何者か」に対して、すでに答えは出ている、というのなら、再戦しないで引退、ということももちろんあるのでしょう。
・・・とすると、再戦するしないにかかわらず、あるいは再戦して勝っても負けても引退、ということになってしまうのかなあ。それもサミシイなあ。
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